イングロリアス・バスターズ
来日記者会見&フォトギャラリー2009.11.07 UP

左から、メラニー・ロランさん、クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピットさん、ジュリー・ドレフェスさん
鬼才クエンティン・タランティーノ監督と世界のスーパースターであるブラッド・ピットが初めてタッグを組んだ超話題作「イングロリアス・バスターズ」の日本公開を間近に控え、タランティーノ監督やブラッド・ピット、さらにヒロイン役のメラニー・ロランが緊急来日し、同作に出演した日本在住のジュリー・ドレフェスと共に11月4日(水)都内ホテルにて記者会見が行われた。
概略
新作を発表する度にセンセーションを巻き起こしてきた鬼才クエンティン・タランティーノとブラッド・ピットがついにタッグを組んだ超話題作「イングロリアス・バスターズ」。
本作は第二次世界大戦の対ナチ戦を描いているが、イマジネーションを拡大し、タランティーノ流ファンタジーを展開させた痛快エンタテインメント作だ。
主演のブラッド・ピットをはじめキャストに、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ダニエル・ブリュール、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、マイク・マイヤーズと映画界のスターが結集した。
これまで以上に進化した強烈なタランティーノ・ワールドを味わいに劇場へ行こう!
本作は第二次世界大戦の対ナチ戦を描いているが、イマジネーションを拡大し、タランティーノ流ファンタジーを展開させた痛快エンタテインメント作だ。
主演のブラッド・ピットをはじめキャストに、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ダニエル・ブリュール、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、マイク・マイヤーズと映画界のスターが結集した。
これまで以上に進化した強烈なタランティーノ・ワールドを味わいに劇場へ行こう!
あいさつ
クエンティン・タランティーノ監督
こうやって皆さまに映画を携えてお会いできるのは本当に毎回エキサイティングです。今日は足を運んでいただいてうれしいかぎりです。スーパークール(笑)!
ジュリー・ドレフェスさん(コメントはすべて日本語)
こんにちはジュリーです。皆さん集まっていただいてありがとうございます。今作で(タランティーノ作に出演するのは)2度目です。タランティーノ監督から役をいただいて本当に光栄です。
メラニー・ロランさん
私は日本に来たのはこれが初めてです。そして、巨匠タランティーノ監督とのお仕事というのも初めてで、とても光栄です。
ブラッド・ピットさん
また日本に来れてとてもうれしいです。しかも、今回はクエンティン・タランティーノ監督の映画を持って来ました。この映画は、日本の人に好んでもらえるんじゃないかと思います。ぜひ、この映画を楽しんでもらいたいと思います。
こうやって皆さまに映画を携えてお会いできるのは本当に毎回エキサイティングです。今日は足を運んでいただいてうれしいかぎりです。スーパークール(笑)!
ジュリー・ドレフェスさん(コメントはすべて日本語)
こんにちはジュリーです。皆さん集まっていただいてありがとうございます。今作で(タランティーノ作に出演するのは)2度目です。タランティーノ監督から役をいただいて本当に光栄です。
メラニー・ロランさん
私は日本に来たのはこれが初めてです。そして、巨匠タランティーノ監督とのお仕事というのも初めてで、とても光栄です。
ブラッド・ピットさん
また日本に来れてとてもうれしいです。しかも、今回はクエンティン・タランティーノ監督の映画を持って来ました。この映画は、日本の人に好んでもらえるんじゃないかと思います。ぜひ、この映画を楽しんでもらいたいと思います。
コメント

Q.タランティーノ監督、今回ナチスドイツを取り上げた戦争映画を作られた理由を教えてください
クエンティン・タランティーノ監督
どの映画もそうですが、まず映画がとにかく好きだし、戦争映画が好き。どうせだったら自分バージョンの戦争映画を作りたいという単純なところから始まりました。特に戦争映画の中でも、「野郎どもが使命を帯びて何かをする」、こういうタイプの作品が非常に好きです。話を書き始め、キャラクターを探求していくうちに、時代的な意味であったり、重みといったものがだんだんと付いてきます。脚本を書き上げた段階でも、それを自分でも分かるわけではなく、撮影中もそれは続いて、出来上がった作品を見て「ああ、こういう作品だったんだ」と思うタイプなんです。今回は本当に“戦争映画を作りたい”という想いからでした。
Q.タランティーノ監督、特殊部隊“バスターズ”のチームの要としてブラッド・ピットさんを選ばれた理由や魅力を教えてください
クエンティン・タランティーノ監督
10年前からこの脚本を書き始めましたが、(ブラッド・ピット演じる)アルド・レインという役は最初からいた登場人物の1人でした。ただ、このキャラクターは誰か俳優さんをイメージして書いたわけではありません。2008年になって、真剣にこれを終わらせようと取り組んだときに、あらためて俳優さんのことを考えたんです。
誰がいいかなと考えたとき、2番目、3番目という選択肢は一切浮かばず1番にブラッド・ピットさんのことが頭に浮かびました。本当に脚本のページからそのまま表されたように、イメージが出てきてしまったんです。それはそれですばらしいことなんですけれども、何といってもブラッド・ピットさんは地球上で最大の映画スターです。もし、彼にやってもらえなかったらという不安もよぎったわけです。
ですから、ぶっちゃけて言うと、もしブラッドが、「いや、できない」というふうに言っていたら、僕は大変なことになっていたと思います。本人を目の前にこんなことを言うのは、ちょっと恥ずかしいですが、ブラッド・ピットさんのキャリアの中でも最高の時期に一緒に仕事ができたことは本当にすばらしい。彼のアイコンとしての存在感、スターダムのポジション、年齢、すべてにおいてパーフェクトなときに仕事ができたんです。
現在、「特攻大作戦」や「コマンド戦略」といった、70年代の作品のように踏襲していたタイプの役者さんは非常に少ないんです。ですから、当時のようにすぐに声を掛けることができない、その中で彼に巡りあえたということはとても特別なことでした。
ブラッド・ピットさん
クエンティン・タランティーノ監督が、第二次世界大戦を題材とした映画を作るらしいという噂はハリウッド中に流れていました。監督は10年前から(脚本を書いていた)と言いましたが、僕は8年前にそれを聞いたんです。
この話はハリウッドでは神話化していて、その神話的なシナリオが僕のところに来るとは思ってもいませんでした。それが突然、話が来てとてもうれしかったですね。そしてもう1つうれしかったことは、僕が演じた役は監督が自分のために描いていたキャラクターなんです。そういう役を、僕に譲ってくれたということに感動しました。ですから、シナリオに書いてあることはなるべく変えないように演じました。
Q.ブラッド・ピットさん、タランティーノ監督、お2人は最強タッグと言われていますが実際に組んでみて「最強だな」と思ったところを教えてください
ブラッド・ピットさん
この映画のチーム、特に映画のために集められたキャストがとてもすごいと思います。本当にすばらしいキャストが集められていて、しかもインターナショナルです。全部言語が違うという俳優さんを集められていて、それがこの映画をリッチでユニークなものにしています。
クエンティン・タランティーノ監督
監督と俳優の間に特別な絆が生まれることは、とてもすてきなことだと思います。とてもエキサイティングなことなんです。三船敏郎と黒澤明、深作欣二とサニー・千葉、ロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシ、セルジオ・コルブッチとフランコ・ネロといすばらしいタッグがいままで生まれているわけです。そんな形でお互いに“馬が合う”ことができるととても興奮します。
Q.メラニーさん、ジュリーさん、出演された感想を教えてください
メラニー・ロランさん
私はあまり英語が話せないので、ハリウッド自体はそれほど夢見ていたところではありませんでした。でも、タランティーノ監督との仕事は夢見ていました。私の最初のアメリカ映画出演作がタランティーノ監督であったことをとてもうれしく思っています。しかもそれが、傑作で、世界中で公開されていて、いろんな方がこの映画のことを「大好きだ」と言ってくれていることはすばらしいことです。
私はあまり自分が出ているシーンを観客として見ることができません。でも今回は、「どう演じているかな」と考えることなく映画を心から楽しむことができました。映画の撮影は本当にギリギリで、カンヌ映画祭の前に出来上がりました。カンヌ映画祭で出演者の皆さんと会い、そしていま、この日本で再会しています。2カ月ごとにすばらしい仲間たちと再会している、なんて楽しいことでしょうと思っています。
ジュリー・ドレフェスさん
(タランティーノ監督作の)映画「キル・ビル」にも出演させていただいて、そのときの経験がよ過ぎて、また話がくれば本当に夢が叶うなと思っていました。そうしたら、ちょうど1年前に(タランティーノ監督から)電話が掛かってきまして、「こういう映画を今度撮ります。ジュリーの役を書きましたから、読んでから返事をください」と言われたんです。
何でもやりますと答えたんですが、「ちょっとしたチャレンジが入っているので、読んだ上で返事をください」と。もちろん受けましたが、タランティーノファミリーに入っているのかな~という感じがします。ラッキー(笑)!
クエンティン・タランティーノ監督
彼女はもちろん僕のファミリーの一員だよ。今作の役柄の中でも、役を想定して脚本を書いた数少ない方の1人がジュリーさん演じるフランチェスカだったんです。
Q.ブラッド・ピットさん、今回の来日で楽しみにしていることや行ってみたいところを教えてください
先月、バイクの事故にあわれたと聞きましたが体調の方はいかがですか。
ブラッド・ピットさん
それは秘密です。行ってみたいところは皆が来ちゃうからここで言ったらダメでしょう(笑)?
日本のバイクは最高ですからバイクメーカーを訪ねたいと思っています。ちょっとバイク事故をしましたが、けがはありませんでした。ただ、私の自尊心だけが傷つきました(笑)。パパラッチから逃げようとして、倒れてしまったんです。逃げたのに、結構なネタになってしまって逆効果でしたね。倒れたときに乗っていたバイクはバイク界のゴットファーザーと言われる人のバイクで、とても好きなバイクでした。彼におわびを申し上げます。
Q.タランティーノ監督、キャスティングがとてもすばらしかったんですが、中でもショシャナ役のメラニー・ロランさんがすてきでした。彼女を選んだ決め手を教えてください。また、演出をされる上で気を付けたことを教えてください
クエンティン・タランティーノ監督
アルド・レインという役と共に、ショシャナも自分の中では10年間大切にしてきた思い入れのあるキャラクターです。フランス語でセリフをしゃべらなくてはならないし、演じる人はユダヤ系であってほしいと思いつつ、フランスの方でどなたがユダヤ系かは分からなかったんです。
まずは、脱稿するまで考えることは止めました。思い入れの強い分だけ、役者の方にとっては負担が大きかったと思います。自分としてはキャスティングをしたときに運命の方に出会えると信じるしかなかったんです。その運命の扉を開けて入ってきたのがメラニーさんだったんです。
ただ正直に言うと、メラニーさんは最初のオーディションではあまり上手にできないタイプで、ちょっとぎこちない面もあったんですが、とてもチャーミングで「あ、何かあるな」と感じさせる印象でした。それで、再び戻ってきてもらい、すでにキャスティングされていたダニエル・ブリュールさんとシーンを演じてもらいました。2人ともドイツとフランスを代表する映画スターですからとてもゴージャスで、まるでMGMの1942年のハリウッドで作られた名作映画を見ているような感じで、(MGMの黄金期を支えた)ルイス・B・メイヤーでもこのキャスティングをしただろうなと感じました。
その後食事に行ったんですが、人柄もとてもよくて、すごくクールで、ぜひ一緒に仕事をしたいなと思いました。メラニーさんの出演作品を見たんですが、感情にアクセスすることにとても長けているんです。つまり、何かを考える、そうすると感じていることが観客に伝わるんです。それを見た瞬間に電話を取り、「僕のショシャナになってくれませんか」とお願いしました。
メラニー・ロランさん
そして私はすぐに「イエス」と申し上げました。
Q.ブラッド・ピットさん、今回のファンキーでユーモアのあるキャラクターの話し方も面白かったんですけれどもご家族の評判を教えてください
ブラッド・ピットさん
家族向きの映画ではありませんね。特に私の演じるアルドは(笑)。
アクセントのことですが、私の生まれ育った場所はアメリカのアパラチア山脈の近くで、その辺りでああいうアクセントの人がいるんです。慣れ親しんだアクセントなので、楽しかったし、私のセリフにメロディーを付けてくれたんです。それがとても楽しかったです。
Q.ブラッド・ピットさん、今回初めてタランティーノ監督とのお仕事ですがほかの監督との違った点や面白かった点、驚いた点を教えてください
ブラッド・ピットさん
タランティーノ監督のセットに入ると、彼のエネルギーがセット中に漲っています。最初から楽しいこのエネルギーの中で仕事ができたことです。
また、皆が別々の言語をしゃべっている。ある意味、革命的なセットなのに撮影が進むたびにだんだん親しみがわいてきて、絆ができて、理解を、関係を深めていく。それがセットの中で行われていったということに驚き、体験できたことは私にとって非常にリッチな体験でした。観客として見ても、この映画はすばらしい経験となると自信を持っています。
Q.タランティーノ監督、今回この映画で公開初日から4日間、最初の1時間で劇場を出た人には全額返金するというキャンペーンをすることが決まった経緯を教えてください
クエンティン・タランティーノ監督
キャンペーンは日本の映画配給会社と共にやることを決めて、初めてアイデアを聞いたときには「ぜひやってやろうじゃないか!」「自分の作品を60分だけ見て、出て行くなんて!」と思ったわけなんです。もし、キャンペーン中に60分で出て行きたくなった人はどうぞ出てください。残った方々と楽しくやりますから(笑)。
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