血は立ったまま眠っている

製作発表の模様2009.11.27 UP

(左から)窪塚洋介さん、蜷川幸雄さん、寺島しのぶさん
(左から)窪塚洋介さん、蜷川幸雄さん、寺島しのぶさん
V6のメンバー森田剛さんが蜷川幸雄さん演出作品に初挑戦することで話題の舞台、「血は立ったまま眠っている」。11月26日(木)東京・Bunkamuraで行われた製作発表には、演出家・蜷川さんをはじめ、キャストの森田さん、窪塚洋介さん、寺島しのぶさん、遠藤ミチロウさん、金守珍さん、三谷昇さん、丸山智己さん、蘭妖子さん、江口のりこさん、柄本佑さん、大石継太さん、日野利彦さん、市川夏美さん、冨岡弘さん、大橋一輝さん、マメ山田さん、六平直政さんが登壇した。

概略

V6のメンバー森田剛が主演を務める、蜷川幸雄演出の舞台「血は立ったまま眠っている」。本作は1960年に発表された寺山修司の処女戯曲だ。革命をもくろむ若いテロリストの葛藤を描く物語で、森田は先輩活動家に憧れ、無邪気な破壊活動に精を出す少年・良を演じる。本作が舞台初出演となる窪塚洋介や、実力派女優の寺島しのぶらが共演。

公演は、東京・2010年1月18日(月)~2月16日(火)Bunkamuraシアターコクーン、大阪・2010年2月21日(日)~2月28日(日)シアターBRAVA!にて行われる。

コメント

ninagawa
演出家 蜷川幸雄さん
戯曲を読んだところ面白かったので、いつかこの作品を演出しようと考えていました。豊かな感性を持った人たちと一緒に仕事ができるのは楽しいことです。久方振りに、あの手この手を使って(観客の皆さんに)まがまがしい夢を見ていただこうと考えています。どうぞご期待ください。僕はこの仕事ができて、本当にうれしく思っています。(出演者に向かって)では、よろしくね。
テレビでは観られないような舞台を創りたいと思っています。どうぞ、我々の生の舞台を観に来てください。
森田剛さん
良役を演じさせていただきます。稽古をしっかりと頑張って、いい舞台にしたいと思っています。(蜷川さんに)声を掛けていただいて非常にうれしく思っていますが、緊張しています。
(台本を読んで)台詞が独特だと思いました。心強いユニークな先輩がたくさんいらしゃるので、どんどん聞いて稽古を頑張りたいです。
以前に2回舞台に出ましたが、今回は全く違う演出になるのだろうと予想しています。初めて蜷川さんにお会いした時に、「自由に動いていいよ」と言われたので、プレッシャーを感じていますが、自分なりにいろいろと考えて良役を演じたいと思います。
kubozuka
窪塚洋介さん
今回が初舞台となります。いつかは舞台をやってみたいという思いがありましたが、タイミングが合わずにここまできました。未開のジャングルに素っ裸で入っていく気分ですが、コーディネーターが蜷川さんですから、安心して(自分自身を)委ねていきたいと思っています。実際に台本を読んでみたところ、映画の台本とは違う点に新鮮さを感じています。プレッシャーを集中力に換えて、稽古の段階から楽しみたいと思います。
蜷川さんについては、灰皿を手裏剣のように投げるとか噂で聞いていました。実際にお会いしてみると、懐が深く、優しさに満ちた方だと感じました。地位や名声を超えて、ひとりの人間として魅力的な方だと思います。
terajima
寺島しのぶさん
蜷川さんとは7年ぶりのお芝居になります。確か7年前は、私のお芝居がダメだったせいか、稽古中に目の前で胃薬を飲まれた記憶があります。あれから7年経ち、お互いにもう若くはないので(笑)、迷惑を掛けないようにしたいと思います。とにかく素晴らしい作品ですので、生臭く、匂い立つような舞台を目指して頑張りたいと思います。
今回、私は森田さんと窪塚さんの間に存在する女性役を演じます。蜷川さんはキレイな男性には優しいから、(稽古では)私がサンドバック状態になるのかなと予想しております(笑)。
endo

遠藤ミチロウさん
演技をするのは小学校の学芸会以来、初めてです。こんな僕を起用する蜷川さんは、とてもパンクだと思います(笑)。清水の舞台から飛び降りる気分で演ってくれと言われました。頑張りたいと思います。
劇中のブルースの作曲、歌唱を手掛けることになっています。寺山さんの詩に僕が曲をつけるのですが、他の人の書いた詩に曲をつけるのは初めての経験なので、結構苦労しています。しかも、僕はパンク音楽をやっていて、ブルースは全くやったことがなかったので、最近はブルースを聴きまくっています(笑)。
kim

金守珍さん
これまで、唐十郎や寺山修司らとアンダーグラウンドの大海原を泳いできました。しかし、僕は「蜷川」という川で生まれ、演劇のイロハは全て、蜷川さんから鍛え込まれています。修行に出掛けてくると言って戻らないまま、30数年振りにやっと(蜷川さんの下に)戻ってくることができました。これほどうれしいことはありません。蜷川さんに恩返しができるかどうか分かりませんが、寺山修司の世界を遊んでみたいと思います。
mitani

三谷昇さん
今回、“世界の蜷川”さんから声を掛けられ、役どころを尋ねたところ「77歳の老人」ということでした。半世紀以上に亘り役者をやっていますが、私にぴったりの役は(今回が)初めてです。絶対に成功させます!
maruyama

丸山智己さん
難しいことは考えずに、自分の持っているものを全て出し切り、エネルギーを爆発させたいと思います。
ran

蘭妖子さん
私が寺山修司さんと出会ったのは、彼が30歳の頃でした。この「血は立ったまま眠っている」は、寺山さんが23歳の時に書かれた作品です。これまで、寺山さんの作品にはたくさん出演してきましたが、今回、寺山さんと出会う前に書かれた作品に出演できるのは幸せなことです。
eguchi

江口のりこさん
不安もありますが、楽しみな気持ちでいっぱいです。
emoto

柄本佑さん
え~と、緊張していますが、しっかりと頑張ります。
oishi

大石継太さん
寺山修司さんの作品に出演するのは、今回が初めてです。蜷川さんの演出、そしてエネルギーのある役者さんたちとの稽古を楽しみにしています。
hino

日野利彦さん
蜷川さんとは何度かお芝居をさせていただいています。蜷川さんに怒られないように頑張りたいと思います。
ichikawa

市川夏美さん
この舞台に立つチャンスを与えてくださったことに感謝します。若輩者ですが、ノイズを残せるように頑張りますので、よろしくお願いします。
tomioka

冨岡弘さん
この作品が発表された1960年に生まれました。来年、50歳になります。50歳を迎える年の最初の作品となりますので、力の限り頑張りたいと思います。
ohashi

大橋一輝さん
座組の最年少なので、元気よく、思いきり演りたいと思います。
mame

マメ山田さん
今回出演させていただくことになり、大変うれしく思っております。
musaka

六平直政さん
僕は寺山修司さんと親友だった唐十郎さんの運転手をしていたことがあります。寺山さんが亡くなった日も、唐さんを車に乗せて病院にお見舞いに行きました。今回、この作品に出演することになり、寺山さんとどこかでつながっているような気がしています。
無茶苦茶“ド・アングラ”みたいな芝居になったら面白いだろうと思っています。蜷川さんも同じようなことを考えていると思うので、皆さんご期待ください!

↑page top