パレード
クリスマスプレミア・イベント2009.12.28 UP

左から、行定勲監督、林遣都さん、貫地谷しほりさん、藤原竜也さん、香里奈さん、小出恵介さん
藤原竜也さん主演映画「パレード」は、行定勲監督待望の最新作だ。その映画公開に先駆けクリスマスプレミア上映が、25日(金)に東京・新宿バルト9で行なわれた。上映前に行われた舞台あいさつには行定監督をはじめ、藤原さん、香里奈さん、貫地谷しほりさん、林遣都さんに加え、小出恵介さんらキャストの面々が登壇し、第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品が決定した本作への想いを語った。
概略
第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説の映画化。
監督は「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」などで数々の映画賞を受賞した行定勲。都内のマンションで共同生活を送る男女4人の若者たちの日常を描き、キャストには藤原竜也をはじめ、香里奈、貫地谷しほり、林遣都に加え、小出恵介ら人気・実力共に高い評価を得ている俳優陣が集められた。
監督は「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」などで数々の映画賞を受賞した行定勲。都内のマンションで共同生活を送る男女4人の若者たちの日常を描き、キャストには藤原竜也をはじめ、香里奈、貫地谷しほり、林遣都に加え、小出恵介ら人気・実力共に高い評価を得ている俳優陣が集められた。
あいさつ

行定勲監督
クリスマスなのに(上映するのが)この映画でよかったのだろうかと思っています。皆さんが(見終わった後に)どのような顔で帰るのかと、いまから楽しみです。最後まで楽しんでください。
藤原竜也さん
クリスマスに集まっていただき本当にありがとうございます。僕らはすでに、この映画を見させてもらいました。非常に考えさせられる映画で、監督曰く「恐怖映画」と仰っていますけれども、内容の濃い映画になっていると思います。じっくりと見て楽しんで帰ってください。
香里奈さん
皆さん、メリークリスマス。この映画は、すごく不思議というか、普段なにげなく生活している自分たちが、いろいろなことを改めて考えさせられるような映画になったと思います。自分の本音とか、人との付き合い方とか、いろんな考えを持ちながら、楽しみながら見ていただけたらと思っています。
貫地谷しほりさん
クリスマスにこんなにお集まりいただき本当にうれしいです。ありがとうございます。映画を試写で見たんですけれども、私自身で客観視できない部分があったのでもう一回見たいです。本当に今日見て帰りたいくらいです。楽しんで帰ってください。
林遣都さん
今日は年に一度の大切な日に、お越しいただきありがとうございます。聖なる夜には相応しくないようで、相応しい、記憶に残る映画だと思います。皆さん、ぜひ楽しんで帰ってください。今日はよろしくお願いします。
小出恵介さん
とても面白い映画です。いろんな感じ方ができるのでいろいろ感じて、見終わった後に話したくなるような内容だと思うので話し合ってください。友だちといらっしゃっている人は、友だち関係とかを見直してしまうかも知れませんが、それで離れないように絆を確かめてください。お願いします。
インタビュー

行定監督
2002年に(原作となった)小説「パレード」が出たとき、最初に手を挙げさせていただいて映画化する予定だったんです。それが、諸都合でかなわないことになりまして(映画化の話を)手放したわけです。それから、いろいろな人がこの作品に挑戦し、いろんな脚本が書かれ、キャスティングが施されましたが、なかなか映画化までこぎつかなかったんです。去年「もう一度僕がやりたい」ということから、制作会社の人たちと一緒に映画を作ることができました。いま考えてみると、2002年に(この映画を)作らなくてよかったと思います。その理由の一つはこのキャスト陣が集まったことです。2002年ではまだこのキャストが集まることはなかったでしょう。特に林遣都は、まだ子供だったよね(笑)。僕としては満足のいく、こいつらとやってみたいという人間が集まってこの映画が出来ました。隅から隅まで彼らの存在を確認していただいて、それが皆さんの心に残ることを願っております。

藤原さん
めちゃくちゃ面白かったですね。同世代の俳優さんたちとガッシリ組んでやるのは初めてだったんです。本読みの段階から感じたことは、サラッとナチュラルな芝居を一瞬にしてやってしまう人たちなんで、「これじゃあ、俺浮いちゃうんじゃないかな」って思っていたんです。この4人と共演するために、自分の背負っているものをどんどん削ぎ落としていく作業から始まりました。大変だったんですけれども、4人と現場で一緒にいるとなぜか自分も楽な気持ちになり、自然と馴染んでいける居心地のよさがありました。共演できてよかったなと思っています。
藤原さん、行定監督とお仕事された感想を教えてください。
藤原さん
長かったですね(笑)。ものすごく、こだわりを持っている人で一切の妥協もせず、本当に細かいところまで追求していく監督だなという印象がありました。(本編を)見終わった後に、監督のこだわりが非常によく現われていて納得させられました。

香里奈さん
撮影現場の雰囲気はみんなマイペースな人たちの集まりという感じで、いい空気感が流れていて、それがスクリーンにも出ているんじゃないかなと思います。大変だったのは、時間が夜遅くなったり、朝までの撮影だったりしたことくらいですね。内容的に大変だったということはなくて、皆自然に役に入っていけた感じがあったので(演じる)大変さというよりは、作っていく楽しさの方が大きかったと思います。

貫地谷さん
台本通りでアドリブはないですね。でも最初は(役を)掴みきれていないところがあったんです。本当に小出さんとのシーンが多くて、撮影が進むうちに監督や小出さんたちに引き出してもらいました。それで、クランクインして最初に撮影したシーンが自分的に違う気がしたので監督にお願いをして、もう一度撮り直してもらったんです。

林さん
作品の中で、とても重要な役だったので、時間を掛けてこれまでにないくらい監督と話をさせてもらいました。その出た結果の外見がこれ(金髪)なんです。もともとの外見(黒髪)でいくという話もあったんですが、(演じた)サトルという役を自分のこのままでいく勇気がなかったというか、怖かったんです。あと、「新しい自分の顔も見てみたいな」というのもあって監督に最終的に(金髪にすることを)お願いして決まりました。

小出さん
テーマは“コミュニケーション”なのかなと思いました。これはフィクションですが表装的なコミュニケーションをしていると、こういうことも起きるんじゃないの。みたいな、そういうものが根底にあるんじゃないかなと思いました。(現場の雰囲気は)本当に居心地がよかったですね。撮影期間はそんなに長くなかったんですけれども、最初から雰囲気が出来ていてすごく居心地がよくて、これだったらこのメンバーで“大河”ができるなと思いました(笑)。
小出さん、このメンバーでムードメーカーは誰ですか。
小出さん
遣都くんが盛り上げ上手で、結構率先してやってくれました。あと、遣都くんが竜也くんにそばを奢ってましたよ。
藤原さん
なんか奢ってくれたんですよね・・・イカ天そば。
小出さん
それ以来、彼は竜也くんのことを“イカ”って言ってましたね。おい、イカ。現場戻るぞってね(笑)。
林さん
(話の)最後の方は本当かうそか分かりません・・・いや、うそですよ。ただ、これは僕の大きな自慢なんです。僕は藤原竜也さんに、そばを奢りました!
皆さん、来年2月に開催される第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品されることについて、感想をお願いします。
行定監督
意外でしたね。日本の若者像というのはヨーロッパの人たちには分かりづらいとよく言われるんです。今回僕は“モラトリアム”という言葉を使っているんですが、自分たちの進む道を惑うということが、海外では余りないんですよ。曖昧で分かりにくいところを、今回はディレクターが非常に気に入っていましたね。ちょっと驚くくらいで、「アイラブ、パレード!」と言っていましたから、それくらいこの映画が好きだと、多分ベルリンの観客にも浸透するんじゃないかと手紙をいただいたりもしました。僕としても日本の若者像を、ヨーロッパの人たちがどういう風にとらえてくれるか感想を聞いてみたいと思っています。
藤原さん
国境を越えてこういう作品がどういう評価を受けるのか、ということも興味がありますし楽しみなところではあります。ぜひ、機会があれば行ってみたいと思います。
香里奈さん
いまは何も実感はないですけれども、海外の人たちの反応が日本人の反応とどう違うのかとても興味があります。
貫地谷さん
行きたいです!
林さん
行きたいですね(笑)。話がすごく大きくなって自分はどうしようという感じなんですけれども、監督の映画「GO」や「きょうのできごと」に並んで、海外に行けることが幸せです。この作品に出していただいて感謝しています。
小出さん
海外の映画祭に行ったことがないので、ぜひベルリンでパレードしてみたいです。「ベルリンでパレード」と言えって言われました(笑)。
行定監督
意外でしたね。日本の若者像というのはヨーロッパの人たちには分かりづらいとよく言われるんです。今回僕は“モラトリアム”という言葉を使っているんですが、自分たちの進む道を惑うということが、海外では余りないんですよ。曖昧で分かりにくいところを、今回はディレクターが非常に気に入っていましたね。ちょっと驚くくらいで、「アイラブ、パレード!」と言っていましたから、それくらいこの映画が好きだと、多分ベルリンの観客にも浸透するんじゃないかと手紙をいただいたりもしました。僕としても日本の若者像を、ヨーロッパの人たちがどういう風にとらえてくれるか感想を聞いてみたいと思っています。
藤原さん
国境を越えてこういう作品がどういう評価を受けるのか、ということも興味がありますし楽しみなところではあります。ぜひ、機会があれば行ってみたいと思います。
香里奈さん
いまは何も実感はないですけれども、海外の人たちの反応が日本人の反応とどう違うのかとても興味があります。
貫地谷さん
行きたいです!

行きたいですね(笑)。話がすごく大きくなって自分はどうしようという感じなんですけれども、監督の映画「GO」や「きょうのできごと」に並んで、海外に行けることが幸せです。この作品に出していただいて感謝しています。
小出さん
海外の映画祭に行ったことがないので、ぜひベルリンでパレードしてみたいです。「ベルリンでパレード」と言えって言われました(笑)。
最後に
藤原さん
この映画は、いろいろな人との付き合い方、向き合い方、自分自身とどう向き合うのかを改めて考えさせられるような映画になっています。ゆっくりと見て、ゆっくりと考えてください。
香里奈さん
この(作品の)キャラは役職も違うし本当に濃い人たちが集まっていて、「私はこのタイプかな」といろんな人に当てはめながら見れる映画かなと思っています。ぜひ、何回も見ていただけたらと思います。
貫地谷さん
本当に見る人によっていろいろな感想を持たれると思います。事務所あてにお手紙やメールなどで、感想をいただけたらうれしいなと思います。
林さん
クリスマスのいい思い出ができました(笑)。今日はありがとうございました。
小出さん
本当に絶対に面白いと思います。公開してからもぜひ劇場に足を運んでください。
行定監督
いま笑ってますけど、多分笑えない映画だと思います。(原作者の)吉田修一さんと僕は同い年で、同じように九州から出てきて、彼と同じ時代をずっと生きてきたんです。この小説(パレード)を読んだときに、僕ら田舎者が「東京に侵食される」って、こういうことだと思って、すごく恐ろしかったです。一見、青春映画の振りをした“恐怖映画”だと言いながらこの映画を撮っていました。その恐怖が何なのかってことを最後に感じていただければうれしいです。クリスマスに不似合いな映画だとは思いますが最後までゆっくりご覧ください。

この映画は、いろいろな人との付き合い方、向き合い方、自分自身とどう向き合うのかを改めて考えさせられるような映画になっています。ゆっくりと見て、ゆっくりと考えてください。
香里奈さん
この(作品の)キャラは役職も違うし本当に濃い人たちが集まっていて、「私はこのタイプかな」といろんな人に当てはめながら見れる映画かなと思っています。ぜひ、何回も見ていただけたらと思います。
貫地谷さん
本当に見る人によっていろいろな感想を持たれると思います。事務所あてにお手紙やメールなどで、感想をいただけたらうれしいなと思います。
林さん
クリスマスのいい思い出ができました(笑)。今日はありがとうございました。
小出さん
本当に絶対に面白いと思います。公開してからもぜひ劇場に足を運んでください。
行定監督
いま笑ってますけど、多分笑えない映画だと思います。(原作者の)吉田修一さんと僕は同い年で、同じように九州から出てきて、彼と同じ時代をずっと生きてきたんです。この小説(パレード)を読んだときに、僕ら田舎者が「東京に侵食される」って、こういうことだと思って、すごく恐ろしかったです。一見、青春映画の振りをした“恐怖映画”だと言いながらこの映画を撮っていました。その恐怖が何なのかってことを最後に感じていただければうれしいです。クリスマスに不似合いな映画だとは思いますが最後までゆっくりご覧ください。

